2016年1月31日日曜日

予想通り

今日の猟場は元牧場だった場所で、今はイノシシの好むボサが広がっています。
積雪量や周辺の状況から団体が期待できるとのこと。

タツ17名、勢子5名 総勢22名が配置につきます。

開始早々、タツからイノシシ目撃の無線。直後、数発の銃声です。
タツマでイノシシが1頭止まりました。

まだ数頭が逃げています。予想通り、団体がいました。

勢子って行くと、1頭の抜け足です。隣の奥山に向いているので追いません。

開始前の勢子足を踏んで奥山へ
(左が勢子足、右がイノシシ)
さらに進みますが、ことなくタツマに到着。勢子長も到着。

これで終了かと思いきや、別の勢子がボサに潜んでいたイノシシを起こしました。
近くのタツマにかかりましたが、こちらに血を引いて向かったとのこと。

急ぎ勢子ったルートを逆戻りです。
血を引いた足にぶつかりましたが、先ほどのイノシシと同じ奥山に抜けていました。

奥山に逃げられました
これ以上は追えず終了です。その後、高い山をやりましたが空でした。

オスのイノシシ
猟期も残りわずか。次回も猟果が上げられるよう、頑張りましょう。

2016年1月24日日曜日

待望の雪のお陰で

ホームグラウンドに待望の雪が降りました。
今日はタツ17名、勢子4名 総勢21名での巻狩りです。

1ラウンド目、見切りで入り足のある”高い山”をやります。

藪の奥からイノシシの鼻声が
この山、雪のお陰かイノシシが入っているのは今シーズン初めて。
しかし、気配はすれど姿は見えず、タツマにかからずです。

まだ新しい
とうとう昼になり終了。山を下り始めていると「抜けがある」と無線が。
現場に向かうと、さっきまでタツが居たところを隣の山に向かって
数頭のイノシシが抜けています。やられました。

隣の山に向かっています
隣の山に抜けはありません。昼休み中止で2ラウンド目です。

もう一人の勢子と足を追います。止まらずに山の中腹を横巻きに逃げています。
1時間ほど追ったところで「イノシシが4頭、斜面を駆けている」と親方の無線。

しばらくすると近くで3発の銃声。タツから「中らなかった」と無線が入ります。

念のため身構えていると、親子らしき4頭が頭上20m程に現れました。
斜面を横切るように逃げて行きますが、その先にタツは居ません。

一回り大きい先頭に1発。
中って転倒。鳴き声を上げ、斜面をバウンドしながら転げ落ちます。
転落中に2発。竹で止まったところで1発。なんとか半矢にせずに済みました。

脂の乗ったメスイノシシ
残りの3頭は横巻きに山へ戻りましたが、今日はこれで終了。
次回に持ち越しです。

2016年1月11日月曜日

どでかいイノシシ

10日は、タツ15名、勢子5名での大物猟。

1ラウンド目、モノの入り足がある山を沢沿いにタツマを張り、勢子は尾根から
下の沢に向かって追い立てます。

開始早々、数発の銃声。メスジカ2頭に抜けられました。
先月もシカ2頭に抜けられています。斜面を駆け下りるシカの音は沢の音に
かき消され、姿が見えた一瞬が勝負となります。気の抜けない難しいタツマです。

雪は溶けていました
上から下方向に勢子る、勢子泣かせの傾斜
先月の雪残る写真)

昼食後の2ラウンド目。
新しい猟場として開拓し、今回が2回目となる山です。自分は初回不参加だった
ので、今回、初めて勢子をします。

尾根が手を広げた指状に伸びている山をタツマで囲い、5人の勢子で追い立てます。
自分が入った山はシカの寝屋が目立ちます。しばらく歩くと2,30m先から
オスジカが起きましたが、タツマには掛かりませんでした。

その後、別の勢子からイノシシが数頭起きたとの無線が入り、自分ともう一人の
勢子が応援に向かいます。

尾根筋の大半は崖
向かった先の山は、イノシシのウツやエサを掘り起こした跡だらけ。

イノシシのヌタ場
しばらくするとオスのイノシシが1頭止まったと無線が入りました。残りの
イノシシは抜けたようです。今日の猟は、これで終了。

解体場でイノシシを見てビックリ。その大きいこと。優に100kgを
超えていました。

解体も一苦労でした
この山には、まだまだ大モノがいます。期待できそうです。

2016年1月4日月曜日

年始めの大物猟

12月は猟果がありませんでした。
年始めの猟となる3日は、よく合同で猟をする別グループの猟場に
おじゃましました。

昨シーズンの年始めと同じ猟場ですが、暖冬で積雪はなく、朝方の気温は8度。
雪が降らないので、枝が落ちず見通しは良くありません。

ただ、今シーズン初めてやる猟場なので期待が持てます。
タツマ10名、勢子1名と犬1頭での巻狩です。

タツの配置
1時間半ほど歩き、自分は昨シーズンと同じタツマに到着。
先ほどまで近くにシカが居たようで、微かに臭いが漂っています。
既に犬は放たれているので、急ぎ、もう一人を沢下のタツマに案内し、
自分も配置につきます。

昨シーズン2頭止めたタツマです
すると一息つく間もなく、1番タツの方から数発の銃声。少し間をおいて数発、
また少し間をおいて数発、銃声が徐々に近づいて来ます。

シカの群れが移動しているとの無線が入ります。

しばらくすると、向かいの尾根が騒がしくなってきました。

モノは雑木で見えませんが、立て続けの発砲に驚き、ちりぢりになって尾根を
駆け下りてくる様子が音でわかります。

ライフルで身構えていると、なんと、15頭前後のシカが雑木の切れ目から
飛び出してきました。

1発放つと、驚いたシカは四方八方に逃げ回り、撃つ方も大変です。
矢先を確認しながら残り4発を撃ち終え、周囲を見回すと遠くの斜面を
上る1頭を発見。弾倉を入れ替えて2発かけましたが逃げられました。

モノの気配が無くなったので周囲を確認すると3頭止まっていました。
その後、どのタツマにもかからず終了です。

メスジカが3頭止まりました
集まった人で解体し、山を下りました。

休憩しながら山を下ります
今日がグループの初日となり、また、良い経験となった有意義な一日でした。